現職
ヘルスコーディネーター
株式会社クリスタル・SUGIYAMA AKEMI 代表
法政大学兼任講師:スポーツ栄養学
NHKバレーボール解説者
資格
NPO分子整合栄養医学協会認定 分子整合栄養アドバイザー
食育指導士
アスリートフードマイスター2級
最終学歴
早稲田大学学術院スポーツ科学部修了
球暦
NECレッドロケッツに12年間在籍。
’85 神戸ユニバーシアード優勝
’88 ソウルオリンピック4位
’89 ワールドカップ4位
Vリーグ優勝、スパイク賞、ベスト6、各賞受賞
こんにちは。私は健康を目指す方の栄養管理やアスリートのコンディショニングのお手伝いをしておりますヘルスコーディネーターの杉山明美です。
私がどうやって分子整合栄養学に出会い、アスリートのセカンドキャリアとして選んだ「KYBクラブのディレクター」に、どんな思いを持ってなったかをお伝えしようと思います。
私の人生に少しだけお付き合いください。
バレーボール選手として
私はバレーボールを始めると指導者にも恵まれ、大学時代に世界一を経験、NECレッドロケッツに入団し、1年目の日本リーグ(現Vリーグ)で優勝、スパイク賞、ベスト6を受賞しました。その翌年にはソウルオリンピックに出場するなど、バレーボール選手として順調な競技生活を送っていました。
身体の不調との闘い
しかし、それから2年後、チームリーダーという重圧に悩み、食欲が落ち夜も眠れないまま練習をした結果、鉄欠乏性貧血を発症しました。これをきっかけに、ケガや体調不良に悩まされる日々が続きました。当時、鉄欠乏性貧血の指標となる私のヘモグロビン値は一般女性の約半分ほどしかなく、スポーツはおろか、起きるのもやっとの状況で、練習をこなすことが精いっぱいでした。レバーなど鉄が多く含まれる食品を積極的に食べ、病院で処方された鉄剤を摂取する他、鉄の静脈注射を積極的に行い、良いと言われる健康食品があれば何でも試してみました。しかし思うような改善ができないまま現役生活を終えました。
不調の原因
その数年後、一人でトイレに行くこともままならないほど体調が悪化し、いくつもの病院で診察を受けましたが、原因の究明はおろか「異常なし」と診断され途方に暮れていました。そんな時、KYBクラブに出会いました。専門的な血液検査データを基にした栄養相談を受けてみると、体調不良の背景に、栄養不足や栄養のアンバランスがあることがわかりました。その後、根本原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染だとわかりました。ヘリコバクター・ピロリ菌の感染により、胃の粘膜は荒れ、消化吸収力の低下から、栄養不足や栄養のアンバランスが起き、鉄欠乏性貧血や低血糖症などの病気を引き起こしていました。こうして私は、初めて自分の身体に何が起こっていたのかを知ったのです。同時に、現役時代に起きていた骨折や足底筋膜炎などのケガや鉄欠乏性貧血や低血糖症などの病気は、偶然に起きたのではなく、栄養状態の悪さから起こるべくして起こっていたことに気付き、大きな衝撃を受けました。それまで現役生活20年間で私は精一杯やり切ったのだと思っていましたが、自分の持つ本来の能力が出せないまま、競技生活が終わってしまっていたことに気づき、とても残念な思いに駆られました。
KYBクラブディレクターとして20年
20年前、普通の生活もままならない時KYBクラブに出会い、その後健康を取り戻し、人生を立て直すことができました。あれから分子整合栄養学を学び続け、ディレクターとして20年が経ちました。現在は、法政大学でスポーツ栄養学の教鞭をとりながら、多くの健康に悩む方々、また、スポーツに挑戦している方々の栄養管理やコンディショニングのお手伝いをしています。また、日本バレーボール協会 ニュートリションユニットの顧問として選手たちの栄養管理にも携わるチャンスもいただいています。
健康状態は人生を左右します。私の人生の後半は、私に出会った人が「自分を知り、病気を予防・改善し、健やかな人生」を送れるよう、皆様の健康管理のお手伝いをしていきたいと思っています。